第9回総会について

澤田則宏先生と福西一浩先生の症例検討会
「絶対に諦めない歯内療法!!」

~歯内療法専門医から見た抜歯基準とは?~


今、全国各地で毎週のように多くの講演会やセミナーが開催されていますが、歯内療法に関するものは常に満席になると言われています。

また、毎月のように出版される本や雑誌も歯内療法関連のものは非常によく売れるといった現実があります。

これらのことは、それだけで歯内療法学が歯科医師にとって関心が高い分野であることを意味しています。それには大きく2つの側面があって、ひとつは不採算分野である根管治療をできるだけ早く、確実に行いたいということと、もうひとつは、根管治療成否の責任が100%術者にかかっており他の要因のせいにできないということだと考えています。

にもかかわらず、我が国の歯内療法のクォリティーがあまりにも低いと言わざるを得ない現状をどのように考えたらいいのでしょうか。

根充後の我が国のデンタルX線を当然の如く患者様の前でお見せし、治療結果を堂々と語れる歯科医師がどれくらいいるのでしょうか。

歯内療法は、閉鎖空間である根管内部の細部(感染源)をいかに排除するかがすべてであることから、歯科医師が諦めた時点で治療は終了となります。

今回は、「絶対に諦めない歯内療法」をメインテーマに、歯内療法専門医である澤田則宏先生をお迎えし、ファウンダーの福西とともに、それぞれが考える抜歯の基準も踏まえて熱い論議をしたいと考えています。